宮城県言語聴覚士会の活動報告

活動報告 (New)

【大崎栄養サポート研究会主催第9回研修会】

 本年8月3日に大崎栄養サポート研究会主催(後援:宮城県言語聴覚士会)による第9回研修会が開催された。当会代表小坂井の挨拶代わりのぶっちゃけトークで盛り上がり、まず情報提供として、シグマソリューションズ(株)浅見哲也氏が「嚥下調整食クオリティの挑戦~共同プロジェクトによるお菓子のおもてなし~」と題し、京都の老舗和菓子屋さんが嚥下調整食へ参入して、日本の伝統的な和菓子を美味しく、美しい嚥下食として提供している話題を紹介した。これはNHKの特番でも取り上げられた企画であり、和菓子職人の情熱が参加した管理栄養士らの興味を引きつけた。特別講演では、みやぎ県南中核病院のリハ医・瀨田拓先生に「口腔と咽頭の状態が食事再開の成否を決める」という‘症候学では説明しにくい嚥下機能低下,を解りやすくとても丁寧に解説していただいた。臨床上盲点となる部分に焦点をあてた瀨田流の講演に、参加した医師、歯科医、STらは一応にうなずくものだった。今回は参加者52名と盛況だったが、古川祭りの最中にもかかわらず大崎圏域のSTが9名集結したことが何よりの収穫だった。

                                         介護予防局 小坂井

活動報告 

【宮城県理学療法士会主催「全国統一介護予防・健康増進キャンペーン 元気モリモリ頑張っペ!! ココロとカラダの健康づくり」への参加及びST普及啓発活動】

 7月9日、アリオ仙台泉で開催された元気モリモリ頑張っペ!! ココロとカラダの健康づくりに参加して参りました。

 ステージでは理学療法士会による「元気モリモリ頑張っぺ体操」や作業療法士会による認知症をテーマにした劇の他、ボランティアによる素敵なオカリナの演奏や美しいフラダンスが披露され、買い物に訪れた方々は楽しみながら介護予防についてのお話を聞いているようでした。

 当会は、「話す、聞く、食べる」の質問コーナー他、「食べる事での介護予防」と題し、ステージ上で相澤理事と私が、会場に訪れた県民の皆さまへお話させていただきました。フラダンスの披露で和んだ会場の流れを壊さないよう、二人の対談のような堅苦しくない雰囲気で行い、会場の皆様にも興味を持ってお話を聞いていただけたかと思います。

 今年度も当会では、他職能団体が開催するイベントに参加させていただき、私達の臨床現場の先にいる県民の皆さまへ言語聴覚士の普及啓発活動を継続していきたいと考えております。

広報部 佐藤

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活動報告 

【平成29年度第1回仙南地域言語聴覚士会】

 平成29年6月16日(金)にみやぎ県南中核病院にて仙南地域言語聴覚士会が開催されました。  

  内容は、  

1)症例検討    

⑴「訪問言語聴覚療法始めました〜重度感覚性失語症の1症例〜」          

 発表者:みやぎ県南中核病院付属訪問看護ステーション 相澤潔美          

 座長 :こころ病院 佐竹    

⑵「回復期病棟における1症例」          

 発表者:公立刈田総合病院 斎藤祥恵          

 座長 :金上病院 海老田      

 コメンテーター:みやぎ県南中核病院 瀬田拓先生  

2)仙南地域言語聴覚士会の総会    

 平成28年度事業及び会計報告、平成29年度事業計画及び会計  

3)仙南地区会員の動向について   

4)宮城県言語聴覚士協会役員  

 今年も新たなメンバーが参加し、初の顔合わせをしました。  

 また症例検討に関してはコメンテーターである瀬田Drより、具体的なアドバイスをいただき、とても有意義な勉強会となりました。  

 アドバイスの内容は、

1) 発表者はテーマを絞り情報交換しやすいように発表をすること

2) 座長はテーマが不透明な場合にテーマの方向性を定めて、質疑応答が活発化するよう努めること

3) 質問者は積極的に質問すること 今後も仙南地域ST間で情報交換をしながら交流を深めつつ、症例検討や講演会など 活動していきたいと思います。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】 

 平成29年4月21日(金)と5月26日(金)に嚥下合同勉強会を行いました。  

 5月の嚥下合同勉強会は年に1度の東北大学病院で開催され、参加者は仙台市と県北のSTや他職種が多数参加し、金曜日にも関わらず夜遅くまで盛り上がりました。その内容をご報告いたします。  

 内容は  

=4月(みやぎ県南中核病院)=

① 文献抄読 「高齢者施設入所中の後期高齢者に対する嚥下スクリーニングの妥当性評価 —誤嚥検診を通じてー」耳鼻科Dr

② 症例報告 「口腔・咽頭の乾燥と汚染により嚥下障害を呈した症例」病院ST

③ VE・VF検討 「著明な奥舌の萎縮により嚥下障害を呈した症例」リハDr

④ 話題提供 「嚥下障害を有するアテトーゼ型脳性麻痺の患者の姿勢の安定について」歯科Dr  

=5月(東北大学病院)=

① 文献抄読 「カニューレカフ上吸引ラインからの送気訓練を実施した気管切開患者の1症例」 耳鼻科Dr

② 症例報告 「腸閉塞解除術で気管切開し嚥下障害を呈し喉頭気管分離術を施行した症例」 病院ST

③ VE検討 「高齢者2例の口腔内乾燥の違いについて」リハDr

④ 話題提供 「『介護予防基本チェックリスト』の誤嚥に関する質問項目について」歯科Dr  

 次回の嚥下合同勉強会は通常どおり6月30日(金)の18:30頃、みやぎ県南中核病院・2階講堂で行います。他職種が様々な視点で気軽に発言できる貴重な場です。ぜひ気軽にご参加ください。  

 連絡先は、「みやぎ県南中核病院 相澤」または「公立刈田綜合病院 新田」までご連絡ください。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【平成29年度第2回大崎栄養サポート研究会】  

 本年度も大崎圏域の多職種による摂食嚥下勉強会は快調に盛り上がっております。今回は東北大学病院耳鼻咽喉・頭頚部外科の加藤健吾先生による「嚥下診療で遭遇する気管切開の知識」で、在宅での気管切開例の経口摂取の進め方について参加したST、歯科医より現実的な意見が飛び交いました。その後の役員会では、当会にも地域包括ケアシステムの流れが来ており、大崎市医師会や行政からも当会の活動が認められつつあり、今年度は地域のケアマネジャーや介護職への周知を充実させて、摂食嚥下や栄養のことで困っている方たちを多職種で支援する機会を増やそうと考えております。

 毎月第1木曜日午後7時より大崎口腔健康センターで開催しておりますので、広く皆様の参加を歓迎いたします。                                  

(県北地域 小坂井)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】  

 平成29年3月24日(金)に県南のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は

 ① 文献抄読「嚥下評価時の咽頭残留と握力・舌圧の関連」 病院ST

 ② 症例報告「進行性核上性麻痺により摂食嚥下障害を呈した症例」 歯科Dr

 ③ VE・VF検討 「完全側臥位法が有用であった症例」  耳鼻科Dr、病院ST 「脳梗塞後に高口蓋と上下左右大臼歯が欠損していたため                   嚥下障害を呈した症例」 リハDr

 ④ 話題提供(摂食・嚥下に関する疑問など) 耳鼻科Dr 「日々の疑問〜嚥下評価時に義歯装着するか?喉頭蓋は反転?翻転か?など〜」  

 次回は4月21日の18:30頃より、みやぎ県南中核病院・2階講堂で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr2名の参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。今年から「話題提供」ということで、普段の臨床現場で思う疑問点や悩みなど議論する場を設け、他職種による様々な視点や発想を学ぶことができます。ご興味のある方は気軽にご参加下さい。  

 連絡先は、「みやぎ県南中核病院 相澤」または「公立刈田綜合病院 新田」までご連絡ください。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】 

 平成29年2月17日(金)に県南のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は

 ① 文献抄読「高齢者の呼吸・摂食・嚥下の訪問リハビリテーション」 急性期病院ST

 ② 症例報告「経口摂取時、頸部回旋が有効であった症例」 急性期病院ST

 ③ VE検討 「右大腿骨転子部骨折後にせん妄をきたし、抗精神病薬を内服したことによる嚥下機能の低下を呈した高齢者症例」  リハDr

 ④ 話題提供(摂食・嚥下に関する疑問など) 「奥舌後退の筋力改善に有効な訓練方法はあるのか」 耳鼻科Dr  

 次回は3月24日の18:30頃より、みやぎ県南中核病院・2階講堂で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr2名の参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。今年から「話題提供」ということで、普段の臨床現場で思う疑問点や悩みなど議論する場を設け、他職種による様々な視点や発想を学ぶことができます。ご興味のある方は気軽にご参加下さい。  

 連絡先は、「みやぎ県南中核病院 相澤」または「公立刈田綜合病院 新田」までご連絡ください。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【仙台市薬剤師会 健康フェア ~もの忘れフォーラム~ 】 

 宮城県薬剤師会から宮城県リハビリテーション専門職協会に「仙台薬剤師会 健康フェア~もの忘れフォーラム」への参加依頼をいただき、平成29年1月30日にエルパーク仙台で行われたこのイベントに3士会が合同で参加して参りました。

 今回は3士会で1つのブースを設置し、会場に訪れた県民の皆様からの相談や質問を受けさせていただきました。認知症に関することから、身体の痛み、家族への支援方法、地域での介護予防方法など、さまざまご相談が聞かれました。POSがそれぞれの専門性を発揮してお答えするだけでなく、相互に相談し連携を取りながら円滑に質問にお答えすることができました。

 今後も宮城県リハビリテーション専門職協会として、今回のような場面で3職種が合同で参加する機会が増えていきます。県民の健康と福祉の向上のため、今後も連携を密に図りながら、リハビリテーションの必要性と重要性を県民の皆様へお伝えしていきたいと思います。                   

(広報部 佐藤)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】  

 平成29年1月27日(金)に県南のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。

 内容は

 ① 文献抄読「深頸部膿瘍・降下性縦隔炎罹患後の重度嚥下障害:頸部マッサージと舌骨・喉頭の他動運動が著効を奏した1例」 老健ST

 ② 症例報告「早食いで、むせても食べ続けてしまう症例」 老健ST

 ③ VE検討 「高度な咽頭汚染を呈した症例」リハDr

                「繰り返す誤嚥性肺炎—咽頭残留による嚥下後の誤嚥—」 リハDr、病院ST  

 次回は2月17日の18:30頃より、みやぎ県南中核病院・大会議室で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr2名の参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。今後は他施設の管理栄養士も含めた勉強会を考えており、嚥下調整食をどのように地域へ広めていくのか、多職種で検討していく予定です。ご興味のある方は気軽にご参加下さい。  

 連絡先は、「みやぎ県南中核病院 相澤」または「公立刈田綜合病院 新田」までご連絡ください。

(公立刈田綜合病院 新田

活動報告

【みみサポみやぎ難聴者等トータルコミュニケーション教室への参加報告】 

 宮城県聴覚障害者情報センター(みみサポみやぎ)主催の「難聴者等トータルコミュニケーション教室」にて、言語聴覚士の仕事内容や聴覚領域においての役割について紹介してきました。年3回実施される事業の第3回目として、1月21日土曜日大河原中央公民館で行なわれ、県南地域の士会員と共に参加し交流をして参りました。  今回は、ろう者、補聴器装用者、人工内耳装用者、一側難聴の方など、補聴機器やコミュニケーション手段の異なる方々の参加がありました。参加者からは、自分に合った補聴器の選択をするにはどうすべきか、最新の補聴機器情報はどこで入手できるのか、言語聴覚士に相談したいがどこに行けば会えるのか、などの質問が挙がりました。 聴覚障害は情報障害であり、ライフステージによって必要な情報が刻々と変化していきます。必要な時に必要な情報をいつでも入手できるような体制が求められますので、今後も聴覚障害に関わる諸団体と連携を図り、聴覚障害の方々のQOL向上に向け活動して参りたいと思います。       

(東北労災病院 安部)

活動報告

【宮城県大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会設立記念式典および記念講演会】

 平成29年1月21日(土)に艮陵会館にて宮城県大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会設立記念式典および記念講演会が開催されました。

 今回、災害リハビリテーション支援関連団体として行政を含む14の職能団体が参加され、災害支援の思いを同じくすることで、今まで遅れていた宮城県内の災害時における体制構築の第一歩となったのではないかと思います。  

 記念講演では慶応義塾大学 医学部の里宇明元先生を招聘し、「いかに災害に備えるか ―リハビリテーションの立場から―」について学ばせていただきました。災害時には高齢者、障がい者、在宅療養者など、災害時要援護者に対する地域ごとの支援の重要性が改めて認識されました。STに関わることとしては、嚥下調整食の話題をと地域のデータとともにとりあげていただき、我々としても災害時にどのように嚥下に問題を抱えた方々の支援の体制づくりをどうしていくべきかという大きなヒントを頂けたと感じております。

(理事 佐々木)

活動報告

【石巻失語症友の会「虹の会」芋煮会】 

 平成28年11月19日(土曜日)に石巻失語症友の会「虹の会」において毎年恒例の芋煮会が開催されました。

 今回は総勢26名の方が集まってくれたのですが、当日はあいにくの雨模様、さらには石巻駅前には黒山の人だかり!!(少し大げさですが)。その理由は、あのポケモンGOの震災復興をかねたイベント中だったため、スマホを片手にポケモントレーナー兼観光客の皆様が列を作って行進している状況でありました。(推定1万人!!)そのため芋煮会に参加してくれる皆さんも定時に集まれないという波乱の幕開けとなりましたが、その混雑の中でも新規に2名の失語症の方が参加してくださいました。  

 多少の遅れはあったものの芋煮の調理は2チームに分かれて行いました。そして例年のことですが自然とチームワークが生まれ、的確な指示を出してくれる人、それを実行する人といったように瞬く間に美味しそうな鍋が各チームとも完成していました。さらに新米で炊き上げたおにぎりも、みんなで協力して作ることができました。その後はお話しを楽しみながら、2つあった鍋は、おかわりの連続であっという間にたいらげてしまいました。チームによって食材の切り方や味付けが微妙に異なるものの、味の方はどちらも甲乙つけ難しと、いった美味しさでした。  

 今回も参加者それぞれが自分にできる範囲での調理を楽しみつつ行うことができました。その調理場面での真剣な眼差しと、食べている時の笑顔はとても印象に残っています。 虹の会では見学も含めて新規の方々を歓迎したします。スタッフ共々、次回、皆様の参加を心待ちにしております。

(石巻ロイヤル病院 佐々木)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】 

 平成28年11月25日(金)に県南のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は

① 文献抄読「錠剤の残留症例の検討」耳鼻科Dr

② 症例報告「挿管と経鼻経管の影響で披裂部が異常に腫れてしまった症例」ST

③ VE・VF検討 「外来VFにて食形態を検討した90歳代の2症例 」リハDr、「甲状腺髄様癌により喉頭を圧迫し嚥下障害を呈した症例」ST、耳鼻科Dr  

 次回は12月16日の18:30頃より、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。ご興味のある方は気軽にご参加下さい。  

 連絡先は、「みやぎ県南中核病院 相澤」または「公立刈田綜合病院 新田」までご連絡ください。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【みみサポみやぎ難聴者等トータルコミュニケーション教室】 

 宮城県聴覚障害者情報センター(みみサポみやぎ)主催の「難聴者等トータルコミュニケーション教室」にて、言語聴覚士の仕事内容や特に聴覚領域においての役割について紹介してきました。年3回実施される事業の第2回目として、11月19日大崎市民活動サポートセンターで行なわれました。  

 今回は手話を習われている市民の方の参加が多く、聴覚障害者のサポーターとなる方々とも広く繋がっていくことが大切だと実感しました。県士会からは県北県域の3名の理事も参加し、講話後の交流を共に楽しみました。口話や筆談、手話やジェスチャーなど様々なコミュニケーション手段が活用され、各々親睦を深めているのが印象的でした。聞こえにくさからくる職場でのコミュニケーションの悩みや、ループシステムやロジャー等の聴覚補助システムの活用についての質問が上がり、情報を交換し合いました。

 3回目は1月21日土曜日大河原中央公民館で13時から開催され、参加予定です。                                

(東北労災病院 安部)

活動報告

【「第13回 いい日 いい汗 栄養まつり」でのST 普及啓発活動 】 

 言語聴覚士普及啓発活動として、11月20日(日)に仙台駅前AERで開催された宮城県栄養士会主催「第13回 いい日 いい汗 栄養まつり」に参加して参りました。

 今回のイベントは10職能団体が参加する規模の大きなもので、午前中から多くのお客様で賑わい、当会のブースにも1日を通して50人以上の方にお越しいただけました。

 今までの普及啓発活動の経験を生かし、ブース展示には、訓練物品の展示や相談窓口の設置だけでなく、実際に触れて体験できる補聴器、オージオメーター、舌圧測定器を準備しました。

 言語聴覚士を知るお客様は少なかったものの、聴力と舌圧の測定に興味を持っていただけたことで、徐々にお客様が増え、ブースの前に順番待ちの方が並ばれるほどでした。お客様からは、「コミュニケーションや口の専門家っているんですね」「また来年も測定しに来たい」などの話が多く聞かれ、言語聴覚士を十分にアピールできたと思います。また、今回は県民の皆さまのみならず、関係団体への言語聴覚士の普及啓発に繋げられた手応えも感じられました。

 今後もこのような活動を通して、自分達の臨床現場の先にいる県民の皆さまへの普及啓発活動を継続し、他職能団体との結びつきも強くして参ります。                            

(広報部 佐藤)

活動報告

【みみサポみやぎ難聴者等トータルコミュニケーション教室への参加報告】

 宮城県聴覚障害者情報センター(みみサポみやぎ)主催の「難聴者等トータルコミュニケーション教室」にて、言語聴覚士の仕事内容や役割について講演して参りました。  

 この教室は難聴者やそのご家族、関係者がつどい、より良いコミュニケーションを楽しむために手話や読話、指文字など様々なコミュニケーション手段を学び、交流することを目的としています。年間3回実施され、第1回目は10月8日土曜日石巻保健相談センターにて開催されました。  

 当日は雨の降る中、聴覚障害者やその家族、手話通訳士など15名の参加があり、40分ほど講演をさせて頂き、その後の手話教室や交流会にも参加させて頂きました。言語聴覚士という名前を知っていても仕事内容や聴覚障害における役割などについて知っている方は少なく、普及啓発活動の必要性を強く感じました。参加者からは、発声・発音の訓練方法や難聴児との関わり方について知りたいという意見が出ました。 2回目は11月19日土曜日大崎市民活動サポートセンターで13時から、3回目は1月21日土曜日大河原中央公民館で13時から開催され、参加予定です。

(理事 安部)

活動報告

【加美町「食の文化祭」への参加】

 平成28年10月30日(日)、加美町小野田のやくらい文化センターで開催された『食の文化祭』に大崎栄養士会より、「相談コーナーで介護食とトロミ付けと嚥下の関係について説明してほしい」とのお誘いを受けまして、当士会県北部STとして参加してまいりました。  

 大崎栄養士会ブースの一角にSTコーナーを設置していただいて、さて開店してみると、ソフト食・軟菜食の試食コーナーに予想を上回るお客様が多数訪れ、その流れでSTコーナーにも皆様足を止めてトロミ付きのお茶で一服、そこで「うちのお祖父さんがこのごろよくむせる」「適度なとろみの付けかたが分からない」「しゃべりにくくなった」など質問の嵐。事前打ち合わせでは、相談者は10人前後くらいだろうからST一人で大丈夫と余裕を持っておりましたが、気がつくと何と、180杯分のお茶に薄い・中間・濃い3種のトロミを付けて見せながら3時間喋りっぱなしで汗だくでした。ほとんど高齢のお客様でしたが、介護食や摂食嚥下への関心の高さが窺えました。栄養士会の人たちは盛況に大喜びでしたが、来年はSTを3~4人配置しようと私は反省しました。

(介護予防局 小坂井)

活動報告

【宮城県言語聴覚士会、一般社団法人福島県言語聴覚士会合同地域リハビリテーション活動推進支援事業導入研修会(in福島)】  

 平成28年11月15日(土)に地域包括ケアシステムに関する2回目の研修会を開催しました。

 この研修会は日本言語聴覚士協会指定の人材プログラムの一端である導入研修で、今回も黒羽真美先生(日本言語聴覚士協会 介護保健部)をお招きし福島県と合同で受講しました。  

 この導入研修会は全過程を終了すると、協会および士会の「地域リハビリテーション人材名簿」に登録されます。士会員が名簿に登録されることで、協会、士会から“地域リハビリテーションに貢献するべき人材である”と認められます。この研修会の内容は、「地域包括ケアコース」「介護予防推進コース」という2つのコースがあり、1コマ90分を1日4コマ、2日間かけて全過程を受講する構成となっています。  

 今回は「介護予防推進コース」で、資料だけを見ればとても難しい内容です。しかし黒羽先生にとてもわかりやすく解説していただき、またグループディスカッションを通して新たな気づきや介護予防のイメージをつかむことができ、とても有意義な講演でした。  

 今年度は理事を中心に地域包括ケアシステムについて学び、来年以降は県内で地域リハビリテーションを担っていただく士会員を広く募集する予定です。今後も士会員の皆さまと一緒に宮城県内の地域包括ケアシステムを構築できるよう理事一同、努めて参りますので、研修会などの最新情報を宮城県言語聴覚士会HPにて随時確認していただければ幸いです。

(公立刈田綜合病院 新田)

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【大崎市健康と福祉のつどいでの普及啓発】

 言語聴覚士普及啓発活動として、10月15日(土)と16日(日)に大崎市の古川保健プラザで開催された「大崎市健康と福祉のつどい」に参加して参りました。 理事の小坂井氏、相澤氏を中心とし、大崎地域のSTが4名も集まる賑やかなブース出展となりました。

 相談コーナーでは、「最近、しゃべりにくくなった」「薬が喉につかえる」などの話す・食べることから「テレビの音は聞こえるが、家族に声が聞き取れない」などの聴覚に関すること、「孫がどもって、どうしたらいいのか」などの吃音に関する相談を2日間で13件ほどいただき、原因の可能性についての簡易的な説明や症状に応じた医療機関の紹介、家族間での対応方法のアドバイスを行いました。

 言語聴覚士が多く集まったブースといきいき百歳体操での小坂井氏の笑いを誘う司会進行により、言語聴覚士の存在を大崎市の皆様へアピールできたかと思います。

 今回の活動を通して、私たちの存在はアピールできたものの、言語聴覚士を全く知らない方や目立った症状がない方へ伝える難しさも感じました。県民の皆様に言語聴覚士をより知ってもらうためには、器具や写真などを選択し、目で見て分かるものを使用した紹介が必要だと思います。

 今後も他職能団体と手を繫ぎ、信頼関係を作りながら、普及啓発活動に取り組んで参ります。  

(広報部 佐藤)

活動報告

【宮城県リハビリテーション専門職協会 設立記念式典・記念講演】 (New)  

 平成28年10月1日ホテルメトロポリタン仙台で「宮城県リハビリテーション専門職協会 設立記念式典・記念講演会」が開かれ、式典と講演会に参加してまいりました。

 本協会は3県士会(PT、OT、ST)が協働して関連職種や行政と連携を図り地域包括ケアシステムの確立に向けた活動を行うことを目的に設立されたもので、このような取り組みを行っている都道府県はまだ少ないとのことでした。

 式典での行政・医療・リハ団体各方面の方々からの祝辞では、「連携」「リハ職に期待」「できることから」の言葉が多く使われていたのが印象に残っています。ST協会の深浦会長にも来賓のお一人としてお越し頂いて祝辞を頂戴し、大変心強く感じました。

 記念講演では、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の岩名礼介様に「地域包括ケアシステムにおいてリハ職へ期待すること」とのタイトルでご講演いただきました。前半は地域包括ケアシステムの基本的な内容や、連携を目的とした会議が介護職不在で行なわれているなどの現状の問題、後半は我々リハ職が何を期待されているか何をすべきかをご自身の介護経験を交えながら具体的にわかりやすくお話頂きました。

 私自身は病院内での業務が大半ですが、“色んな事業所が別々の事を言ってきて誰の言うことを聞いたら良いかわからない”と困っている方の話など、今回の参加を通して自分の日頃の業務を振り返ることが多くありました。病院の中で出来ていないことが地域に出て出来るはずはないので、地域で求められる基本的な事と日々の自分の業務を今一度照らし合わせてみることも病院勤務の私には必要なことであると感じました。       

(南東北病院 佐々木)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】   

 平成28年9月30日(金)に県南のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は

① 文献抄読「口腔保持能の違いによる誤嚥のリスク評価」

② 症例報告「小脳梗塞、延髄梗塞、椎骨動脈解離を発症し、リハビリ期間中にも痰による窒息、腹腔内出血、脳梗塞再発などイベントが多発した症例」

③ VE・VF検討 「脳梗塞後、経鼻経管チューブを抜去後に嚥下障害が改善した症例」 「レノックス・ガストー症候群の症例」  

 また日頃の勉強会での成果を試すため、平成28年9月23日(金)〜24日(土)に開催された第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会にて発表してきました。  

 内容は

口頭発表  :「リクライニング位や完全側臥位が逆効果であった1症例」          

       みやぎ県南中核病院 相澤潔美   

ポスター発表:「当院NSTと地元歯科医師会との連携 〜歯科の介入による食形態の変化〜」        

       公立刈田綜合病院  新田留美子  

 来月より最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

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【平成28年度 第1回 県北・石巻地域勉強会】 

 平成28年9月3日(土)14:00より、石巻ロイヤル病院をお借りして、県北・石巻地域勉強会の症例検討会を行いました。

 今回は、初めての石巻地域での開催となり、仙台地域や気仙沼・大崎・石巻など14名の方が参加してくれました。  

 まず、石巻ロイヤル病院の鈴木さんは「アナルトリーを伴う音韻選択障害を呈した症例に対するアプローチ方法について」でした。構音の失敗経験により口頭での表出が減少してしまった症例に対して、精神面に配慮しながら介入し、自宅退院後も日常生活に沿ったコミュニケーション方法や買い物・家計簿などのフォローを行っている症例でした。

 2例目は、大崎市民病院の加藤さんの「若年の重度失語症患者の経過と支援について」でした。日常生活においての具体的なアプローチ方法やケアマネージャーさんとの連携、失語症患者を取り巻く現状など、幅広いディスカッションになりました。

 最後に、大崎ひまわり訪問看護ステーション横川より、発症から2年これまで言語訓練を受けたことのない重度感覚性失語症患者の動画を見ていただきながら、具体的なアプローチ方法を検討しました。また、発症時の病識の欠如からの強制退院、デイサービスでのトラブルなどの経過から、支援者へのSTの関わり方の重要性なども再考する話題提供でした。  

 今回の3症例は、在宅で生活中の失語症患者の症例でした。参加者様々な立場からのご意見が聞けて、視野が広がった勉強会でした。

(大崎ひまわり訪問看護ステーション 横川)

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【大崎栄養サポート研究会 ~症例検討会~】 

 9月1日(木)大崎口腔保健センターにて、当会定例の症例検討会が開催されました。

 今回はみちのく歯科院長川村洋先生と片倉病院ST鈴木利佳子さんが提示した2症例について、参加者による熱のこもったセッションが行われました。

 以前はVF・VE画像による症例検討が中心となっておりましたが、最近では、食事シーンや日常的なたたずまいを撮った動画からの情報をもとにして、参加者があれやこれやと意見を出し合うことが多い傾向にあります。これはもっとシンプルにその人全体を見るという意味でも、セラピストとしての原点に立ち返るよい機会になっております。医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、ケアマネジャー、PT、STと相変わらずの他職種が集い、新規会員も増えてきております。

 これからも大崎栄養サポート研究会は、地域の皆様の「食」と「摂食嚥下」について、実の有る活動を展開してまいります。大崎圏域以外からの参加も歓迎いたします、一度来てみてください。          

(県北地域長 小坂井)

活動報告

【宮城県言語聴覚士会・一般社団法人福島県言語聴覚士会合同「地域リハビリテーション活動支援事業」導入研修会】   

 平成28年8月20日(土)に地域包括ケアシステムに関する研修会を開催しました。  

 近年、地域包括ケアシステムの構築がすすむ中で、言語聴覚士としてその理解が求められています。そこで当会と福島県士会は、日本言語聴覚士協会指定の人材プログラムの一端である導入研修を開催しました。  

 この研修会を受講し全過程を終了すると、協会および士会の「地域リハビリテーション人材名簿」に登録されます。士会員が名簿に登録されることで、協会、士会から“地域リハビリテーションに貢献するべき人材である”と認められます。  

 そのため導入研修は、「地域包括ケア」「介護予防」という2つの題目で、1コマ90分を1日4コマ、2日間かけて全過程を受講します。その内容は、地域包括ケアシステムの基礎的な知識から実践的な活動能力に結びつくような、とても質の高い内容となっております。今回の研修は「地域包括ケア」を4コマ受講し、次回は10月に「介護予防」として残りの4コマを受講する予定です。  

 今回は、県士会員の皆さまに研修会を提供する側である理事のメンバーを中心に地域包括ケアシステムの理解を深めることを目的とし、研修会を企画しました。来年以降は県内で地域リハビリテーションを担っていただく士会員を広く募集する予定です。士会員の皆さまにしっかり地域包括ケアシステムついてお伝えできるよう、会長、副会長をはじめ理事総出で理解を深め、努めてまいりますので来年までお待ち下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【平成28年度 第1回仙南地域勉強会】

 平成28年8月5日(金)にみやぎ県南中核病院にて仙南地域勉強会が開催されました。  

 内容は、  

1)症例検討    

⑴「非言語的コミュニケーションの評価〜ブローカ失語の一例〜」          

 発表者:綜合南東北病院  松川悠    

⑵「リクライニング位や完全側臥位が逆効果であった1症例」          

 発表者:みやぎ県南中核病院  相澤潔美        

 コメンテーター:みやぎ県南中核病院 瀬田拓先生  

2)仙南地域勉強会の総会(平成27年度事業及び会計報告、平成28年度事業及び会計)  

3)仙南地区会員の動向について   

 今回は新たな会員3名が参加しました。質疑応答の場面で、他施設のST視点が飛び交い、とても盛り上がり有意義な勉強会となりました。  

 今後も仙南地域ST間で情報交換をしながら交流を深めつつ、症例検討や講演会など活動していきたいと思います。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【大崎栄養サポート研究会 ~VE・VFによる症例検討会~】  

 平成28年8月4日、大崎口腔保健センターにて大崎栄養サポート研究会 症例検討会が開催されました。

 はじめに認知症の方への口腔ケア支援について、歯科医師と歯科衛生士から動画による報告がありました。口を開けていただけない対象者に対し、諦めず試行錯誤を重ね、冷却刺激によって開口が促され、ケアに繋げることができたとの報告でした。

 次に多系統萎縮症の方への食事支援について、STと介護支援専門員から動画・VEによる報告がありました。神経変性疾患(進行性難病)で日々状態が変化する中、対象者の「口から食べたい」という思いに寄り添い、アセスメントと環境調整を行っている支援の経過報告でした。

 最後に放射線治療中のがんの方への摂食嚥下機能評価について、耳鼻咽喉科医師よりVE・VF等による報告がありました。摂食嚥下機能は比較的良好であるものの、口腔内の飲食物をなかなか飲み込まないという行動に対し、認知機能の低下を疑った報告でした。今回も参加者(多職種)それぞれの専門の立場から活発な意見交換が行われました。

 本症例検討会は、毎月第1週木曜日の19時から行っている定例会であり、大崎栄養サポート研究会に会員登録(無料)すればいつでも参加できます。また、大崎栄養サポート研究会は、宮城県言語聴覚士会県北地域の職能活動の一環として行っており、その目的は大崎地域で暮らしている「食べることに困っている方々」への支援に繋がる「多職種連携」と「支援技術の研鑽」となっております。

 当会会員の皆様のみならずSTの方々には、このような地域活動へ積極的に足を運んでいただければ幸いです。

(宮城県北部保健福祉事務所 相澤)

活動報告

【平成28年度 小児部研修会】

 平成28年7月30日(土)に、宮城県立こども病院にて小児部研修会「食べることが困難な子どもたちへの支援と実際」という題で、東京都立北療育医療センター・言語聴覚士の高見葉津先生に講演いただきました。

 研修会では、言語聴覚士をはじめ、理学療法士や作業療法士、保育士や教員などの他職種が集まり、子どもたちへの食事に携わる方々と改めて「食べること」の大切さや「どう支援していくか」への理解を深めることができました。

 講演は食べることについての基本的な事から、評価・訓練、そして実際にビデオを通しての事例紹介も多くあり、明日からの臨床に取り入れていけるであろう多くのヒントを得ることができました。その中で先生からの「食べることは学習していく過程であること」という言葉に深く感動いたしました。まずは育児によって食べること・飲むことが始められ、そして家族と楽しい食事経験を学習することで「おいしい」「たのしい」が記憶されていくのだと言うことを改めて勉強することが出来ました。 そして、「食べることが困難な子どもたち」へより良い支援を行うためには、関連する職種全体でお子さんの問題を把握し、連携していくことが重要であると改めて実感することができました。

(宮城県立こども病院 松﨑) 

活動報告 

【石巻失語症友の会 虹の会】 

 平成28年7月9日(土)に、石巻失語症友の会「虹の会」が行われました。当日は、雨が降ったりやんだりと蒸し暑く、足場も悪い中でしたが、30名(うちスタッフ16名)が参加しました。また、初参加の方が多く、仙台や鹿島台方面から足を運んで下さった方もいらっしゃいました。  

 今回は、以前好評だった大木利賀子先生をお招きしての音楽療法を行いました。はじめに、童謡に合わせての上肢や下肢のエクササイズを行いました。そのあとは、先生のピアノに合わせて歌唱を行いました。途中から、マラカスやスズ、タンバリンなどの楽器を手に取り、歌を歌いながら音を奏でました。また、お題に対する答えを楽器で表現し、みんなで当てるクイズを行いました。あちらこちらから声が飛ぶこともあり、盛り上がることができました。最後にシャボン玉を先生が飛ばし、音楽を聴きながらシャボン玉が宙に浮いたりユラユラ揺れる様を笑顔で眺めました。中にはフーっとシャボン玉を吹いて地面に落ちないようにと頑張る姿もありました。

 仙台地域においての失語症友の会「ひだまりの会」の代表の方と世話人の言語聴覚士の方がわざわざ参加してくださいました!

 今後は、合同開催もできたら素晴らしい交流になるのではないかと思いました。  

 次回は、昨年も大盛況だった“いも煮会”を10月下旬に開催する予定です。

(石巻赤十字病院 嶋田)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区・大崎地区合同)】 

 平成28年7月29日(金)に仙南・大崎地区のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる特別な嚥下合同勉強会を行いました。  

 今回は初めて県南地区と大崎地区の嚥下合同勉強会ということで、東北大学病院の耳鼻科加藤Drの計らいで、東北大学病院の臨床小講堂をお借りし開催いたしまいた。そのため仙台地区のSTや大学病院の認定看護師など30名以上の参加者が募り、今まで以上に盛り上がりました。  

内容は

 ① 文献抄読「非定型抗精神病薬が嚥下機能に与える影響」

 ② 症例報告「甲状腺癌術後に嚥下障害を呈した症例」

 ③ VE検討 「脳挫傷を呈した症例」  

 来月より最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行います。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【宮城県理学療法士会主催「全国統一介護予防・健康増進キャンペーン2016 元気モリモリ頑張っぺ!! ココロとカラダの健康づくり」でのST普及啓発活動】 

 平成28年7月17日、AERで開催された宮城県理学療法士会主催「全国統一介護予防・健康増進キャンペーン2016 元気モリモリ頑張っぺ!! ココロとカラダの健康づくり」に言語聴覚士のブースを出すこととなり、言語聴覚士の宣伝を行って参りました。

 理学療法士指導のもと、訪れたお子様からお年寄りまで楽しみながら体力測定や元気モリモリ頑張っぺ体操に参加され、ロコモ運動を啓発に尽力される佐々木信之先生を招いてのロコモ体操もとても盛況でした。また、仙台で活躍されているボーカルグループ「the voice of Love」のステージでは、伸びやかで素敵な歌声に買い物にきたお客様も足を止めて聞きいっていました。

 当士会では、ブース設置の他、介護予防局の小坂井氏が「食べる事で介護予防」と題し、食べる・話すために大切な口の機能、そして、その機能を保つ方法についてミニ講座を行いました。実戦を交えながら会場の笑いを誘う小坂井氏の話に、参加された方々から笑顔が溢れる講座となりました。

 今後もこのようなイベントに参加させていただきながら、言語聴覚士だけでなくリハビリテーション全体の必要性を伝達し、市民の方々にとって今よりも身近な存在と取られてもらえることが重要だと感じました。

(広報部 佐藤)

活動報告 

【大崎歯科医師会主催多職種連携講演会でのST普及啓発活動】 

 平成28年7月3日に大崎合同庁舎で開催された大崎歯科医師会主催の「食をサポートするみなさまと共に『食べる』を考える」で急にSTブースを出すことになり、当士会広報部の相澤・佐藤両名の働きにより、無事に言語聴覚士の活動を宣伝することができました。

 東北大学病院耳鼻咽喉科の加藤健吾先生、さくらビレッジ管理栄養士の佐藤清世先生、口腔リハビリテーション多摩クリニック院長の菊谷武先生という豪華な講師陣による「食べる」を基本とした地域での他職種連携に関する貴重なお話しに、ディスカッションから質疑応答まで大いに盛り上がった会になりました。

 各先生より、我らが大崎圏域のSTと栄養士が立ち上げた「大崎栄養サポート研究会」こそ、地域包括ケアシステムに対するタイムリーな活動ではないかとお墨付きをいただきました。現時点では「食べる」ことへの活動は他職種が連携しやすく、地域の皆さまの賛同を得易い分野であることを改めて実感しました。

(介護予防局 小坂井)

ポスター
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活動報告 

【宮城県南栄養サポートネットワーク・嚥下調整食普及協議会】  

 平成28年6月17日(金)に宮城県南栄養サポートネットワーク(県南NSN)の嚥下調整食普及協議会を開催し、「嚥下調整食」の試食会を実施しました。  

 「嚥下調整食」とは日本摂食・嚥下リハビリテーション学会が提唱している「嚥下調整食分類2013」を基に院内で提供している食形態の分類のこと示します。公立刈田綜合病院は2015年7月より、みやぎ県南中核病院では2016年4月より院内で「嚥下調整食」を提供しております。  

 今後は県南地域の病院だけではなく、老人保健施設、福祉施設にて食事形態の基準をできる限り統一すること、また嚥下調整食の調理方法を指導できることを目標とし協議しました。その目標を実現するために講演会を開催するなど活動していくこととなりました。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告 

【第9回仙台・塩釜・黒川地域合同勉強会 症例報告会】   

 6月18日(土)に、東北労災病院にて第9回宮城県言語聴覚士会仙台・塩釜・黒川地区勉強会の症例検討会が開催されました。  

 まず初めに、(株)JMSより「舌圧計」と「ペコパンダ」の説明をしていただきました。PAPを作成した(予定者も含む)患者様に舌圧測定を行うと、歯科領域では診療報酬が算定可能になったこと、指導用のペコパンダ10個セットが発売されたという情報がありました。  

 症例発表1例目は内科佐藤病院の福田宏美さんの「アテローム血栓性脳梗塞により嚥下障害を呈した症例」でした。左片麻痺重度、覚醒不良で経鼻経管留置、様々な既往を持っていらっしゃる患者さんでしたが、細かい経過観察とチームアプローチにより、三食経口摂取を確立させ、施設退院へ導くまでの経過を発表していただきました。2例目は仙台医療センターの齋藤晴加さんの「抗がん剤治療後に嚥下障害を呈した症例」でした。初回VF所見では嚥下機能は比較的良好だったにも関わらず、直接訓練を開始すると、むせや痰がらみ、繰り返す発熱、加えて認知機能の低下により口腔内の食物を吐き出してしまうこともあり経口摂取に難渋しているという症例でした。機能低下は徐々に進んでいる様子ですし、抗ガン剤治療を継続するのであれば、積極的な直接訓練も難しく、訓練計画を立てるのは困難な印象がありました。今後、抗ガン剤の影響がなくなり機能強化ができれば回復していくのか?或いは他に問題があったのか?是非、また報告を聞きたいと思いました。3例目は宮城県リハビリテーション支援センターの佐々木千尋さんの「施設紹介」で、事業内容についての説明をしていただきました。その中で、福祉用具の貸与や給付金、障害者自動車運転支援、高次脳機能障害者の地域連携バスについて、会場内より質問、意見や提案が多数だされました。行政の持つ資源や情報を県内のSTがより有効に活用できるような仕組みづくりには、このような意見交換の場が必要であると感じました。

(東北労災病院 松村)

活動報告 

【宮城県言語聴覚士会主催 講演会】

地域包括ケアに向けて我々に何が出来るのか 

~これからの地方組織に求められること~

内山量史先生    

 かつてない高齢化社会の到来により、医療費・介護保険料など社会保障費が増加している。現状では、日本の財政も厳しいことが予測されるため、国は議論を重ねていた。社会保障費を軽減させるために、何ができるのか。

「そうだ、介護予防をしよう。」

「介護予防を充実させることで、最終的に社会保障費の増大を抑制しようではないか。」

 そこで地域包括ケアという概念が必要となってくる。住民が主役となり、地域で介護予防に取り組んでいく。今のところ、介護予防のための知識や情報が住民に十分には伝わっておらず、住民が主体的に介護予防を行っていくという状況にはほど遠い。我々リハビリ職は、住民が主役となるまでのお手伝いをしていく必要がある。そこで必要となるのが自助(一次予防・市民公開講座・普及啓発活動)と互助(ボランティア活動・地域サロン・住民組織の活動支援)の考え方である。これらを組み合わせていく中で、住民を主役とした地域包括ケアの構築を図るべきである。

 ただし、現場で働くリハビリ職は、日々の業務に追われて地域包括ケアのことにまで手が回りづらい。そのため、県士会のような組織が率先して広報活動、人材育成等を行っていく必要があるとともに、地域にて活動しているリハビリ職の支援を図るべきである。その際には、現行の加算や報酬にとらわれずに進めていくことが大事である。  

 私を含め多くのリハビリ職は、社会保障費の増大について無関心ではいられない。日々の業務に追われながらもこの問題を解決しなければ、国の未来がないといっても過言ではない。個人レベルでできることだけでなく、県士会のような地方組織も十二分に活用し、地域包括ケアを構築していくことが重要であると感じられた。

(老人保健施設あさくらホーム 朝倉)

活動報告 

【石巻失語症友の会 虹の会】

 2016年4月16日(土)に、石巻失語症友の会(虹の会)が行われました。1月にも新年会が予定されていましたが、大雪の予報により中止になったため、今回の企画は、ボッチャ・景品付きビンゴゲーム・相談会と盛りだくさんでした。

 今回は参加者8名、スタッフ16名の24名の参加がありました。ボッチャは3チームに分かれ、トーナメント戦で行いました。試合を重ねるたびに皆さんは腕をあげ、一投ごとに息をのんだり、歓声があがったりとても盛り上がりました。

 そして、今回から初の試みとして「相談会」を行いました。失語症当事者、ご家族、言語聴覚士が普段の様子や日々困っていることを話したり、相談したりとお互いにコミュニケーションをとるきっかけになる充実した時間となりました。

 最後に行ったビンゴゲームも大変盛り上がり、例年よりお会いする時期が遅くなりましたが皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。今回も若い世代の方の参加もあり、また、石巻市内からだけでなく鹿島台・佐沼・矢本からも参加していただきました。今後も、たくさんの方々に参加していただける交流の場所となるよう、スタッフ一同楽しい企画を用意していきたいと思います。次回の虹の会は7月中旬を予定しおります。たくさんのご参加、お待ちしております。

(石巻健育会病院 高橋)

活動報告

【大崎栄養サポート研究会第8回研修会(県北地域)】   

 平成28年5月26日、県北地域のST、栄養士による大崎栄養サポート研究会第8回研修会が開催されました。

 今回は「脊髄小脳変性症の病態と治療について~嚥下障害を含めて」を大崎市民病院神経内科長の中村正史先生に特別講演していただきました。

 宮城県で特有に多い病態がある等興味深いお話をうかがうことができました。定員を超える人数が集まり、また大崎地域で活躍されている医師や歯科医師、栄養士、言語聴覚士等、他職種が集まり、脊髄小脳変性症やそこから現れる嚥下障害について興味をもっている方が多いことがうかがえました。

 質疑応答では予後についてやリハビリが病気の進行の抑制になり得るのか、遺伝子の検査は必ずするのか等、活発な意見が飛び交っていました。                              

(古川星陵病院 遠山)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)】

 平成28年5月27日(金)に仙南地区のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は

① 文献抄読「食品の視覚認知が嚥下機能に与える影響」

② 症例報告「完全側臥位法により、ムセの軽減を認めた症例について」

③ VE検討 「有機リン中毒による咽頭浮腫を呈した症例の嚥下機能の評価」  

 毎月最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行っています。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【嚥下合同勉強会(県南地区)

 平成28年3月25日(金)と4月21日(金)に仙南地区のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、管理栄養士、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は  

(1)3月25日

① 文献抄読「The Effect of Bolus Consistency on Hyoid Velocity in Healthy Swallowing(正常嚥下における舌骨運動の粘土の影響)」

② 症例報告「くも膜下出血後遺症により摂食・嚥下障害を呈した1例」

③ VF・VE検討

 1)前傾姿勢よりも左側臥位の姿勢が逆効果になった症例(VE)

 2)認知症の特徴を示した嚥下内視鏡検査  

(2)4月21日

① 文献抄読「アルツハイマー型認知症高齢者における自立摂食困難の要因」

② 症例報告「頭部外傷に伴う頚椎損傷で嚥下障害をきたした1例」

③ VF・VE検討

 1)前傾姿勢よりも左側臥位の姿勢が逆効果になった症例(VF)

 2)VEを用いて経口摂取開始前と開始後の比較  

 

 毎月最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行っています。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告

【大崎誤嚥性肺炎予防教室へ講師派遣(平成28年4月14日)】 

 毎月1回大崎市中央公民館の調理室で開催されている誤嚥性肺炎予防教室において、片倉病院のST鈴木利佳子さんに講師を務めていただいた。参加した近隣のデイサービスや障害者施設のスタッフ10名が、誤嚥性肺炎をくり返さないためには利用者様にどのようなケアが必要か?鈴木STの講義に熱心に聴き入っていた。また、同時に進行した管理栄養士による調理実習「圧力鍋を使用した嚥下食の作り方」では、重曹につけおきしたイカと大根を圧力鍋で炊き込むと20分間で舌でつぶせる程度のやわらかな「イカ大根」ができあがり、みんなで試食したところ「これは嚥下機能が低下した人でも食べられる。しかも美味しい」との感想が多かった。他の嚥下食の調理にも圧力鍋は使えると絶賛だった。このような他職種の集まりにSTが入ると、会のテーマである嚥下障害以外にも失語や吃音についての相談事もその場で思いついたように湧き出てくるもので、今回参加した3名のSTがそれに対して即座に反応すると、STの存在感がキラリと光り、「STさんを呼んでおいてよかった!」と感謝された。STの地域包括ケアへの貢献はこんな小さな会から始まると言っても過言ではない。

(介護予防局 小坂井)

活動報告

【言語聴覚の日 普及イベント】

 宮城県言語聴覚士会では、平成28年1月23日に言語聴覚の日普及イベントとして失語症についての研修会「失語症を知ろう」を開催しました。

 私たちが日々仕事をする中で、失語症の方と関わる職員やご家族様から「失語症の人とどのようにコミュニケーションを取ればいいのか?」「失語症は構音障害、認知症とはどう違うのか?」「どこで、だれに、どんな治療や支援をしてもらえるのか?」など多くの質問を頂きます。こうした疑問を解決するため、支援に携わるケアマネジャーや介護職員の方々に、改めて失語症への理解を深め、適切な支援方法を知っていただくことを目的に、本会を実施しました。また、日ごろの疑問を直接、言語聴覚士に聞ける相談コーナーと嚥下食品、補助食品を手に取ってみてもらえる企業展示ブースを設けました。

 研修会では、東北文化学園大学 神山政恵氏、有限会社 プロンプター甲斐 小坂井秀行氏に講演いただきました。神山氏からは、失語症の歴史、症状、分類、評価・訓練方法に至るまでわかりやすくお話いただき、参加者からは初めて知る内容に多くの発見があったとの声が聞かれました。また、失語症者へより良い支援を行うためには、言語聴覚士のみが患者様の失語症状を理解するのではなく、関連する職種全体で把握し、連携を取り合うことが必要だと改めて感じました。言語聴覚士としてだけでなく、ケアマネジャーとしても活躍されている小坂井氏からは、退院後、ケアマネジャーは単に言語リハビリへ繋げれば良いのではなく、これからの失語症者の人生を考え、なにを目的としてリハビリへ繋げるかを考えることが重要というお話をいただきました。熱意のある、そして、笑いを誘う話に自然と笑顔が溢れる和やかな講演となりました。

 参加者からは、「失語症について様々の分類があることを知らず、講義を通して今後の在宅支援や家族支援に非常に役に立った」「たくさんの食品サンプルがもらえて、担当する患者様やご家族に紹介できる」など、ありがたいご意見を沢山いただきました。一方で、相談コーナーでは、「介護分野は人手と時間が足りない、失語症者と時間を設けて関わる時間が持てない、どうすれば短時間でも上手くコミュニケーションが図れるのか?」「周りに言語聴覚士がいない、リハビリができる施設を紹介してほしい」など、厳しい現場の様子と支援方法への困惑、介護職種の方にとって言語聴覚士が身近な存在になりえていない現状等を伺うことができました。その他、アンケート結果から失語症だけでなく、嚥下機能障害や高次脳機能障害についても、今後の研修会に取り上げてほしいとのご意見をいただきました。

 本イベントは、参加者の半数以上はケアマネジャーと介護職員が占め、総勢53名もの方に参加していただきました。今回いただいたご意見をもとに、言語聴覚士がより身近な存在になれるよう、次年度も言語聴覚の日普及イベントを実施したいと考えております。

 最後になりましたが、本イベントにご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

(広報部 佐藤)

活動報告 

【大崎栄養サポート研究会~VF・VEによる症例検討会~(平成28年3月3日)】  

 大崎市に勤務するSTが中心になり、毎月1回片倉病院で開催している症例検討会は、本年度最期ということで、JMSとT&Kの2社様をゲストにお招きして商品のデモをしていただいた。

 特に舌圧計はPT・OT、栄養士、介護士等にとっては初めての体験で、各々の舌圧を計測しあいながら、担当者の説明に興味深く聴き入っていた。

 ちなみにSTのK氏の舌圧が他を寄せつけず、圧倒的に高値を示し皆様を驚かせた。

 その後、耳鼻科医の加藤先生と歯科医の川村先生によるVF、VE画像を提示した症例検討に入り、いつもながらに意見が飛び交っていた。

 特に今回は公立加美老健から7名もスタッフが参加して、彼らが担当する症例のVE画像を見ながら歯科医やSTと意見交換する場を提供できたことは、大崎栄養サポート研究会を立ち上げて良かったと思えた瞬間だった。このように医療・介護のスタッフが集まって分け隔てなく何だかんだと思い切った意見を言い合える場は、今後、地域ケア会議に通じる1ステップになりうると考える。  

(介護予防局 小坂井)

活動報告 

【平成27年度第1回仙南地域勉強会】  

 平成28年3月5日(土)にみやぎ県南中核病院にて仙南地域勉強会が開催されました。  

 はじめに教育講演として、みやぎ県南中核病院のリハ医 瀬田先生による「STのための嚥下内視鏡検査の基礎知識」の講演とVEの実演も踏まえながら知識を深めました。  

 2題目に南東北病院の佐々木浩児さんより「ST協会と県士会」と題し講演しながら、仙南地域STと意見交換を行い、また来年度の活動について話し合いました。

 今後は仙南地域ST間で情報交換をしながら交流を深めつつ、症例検討や講演会など活動していきたいと思います。

(公立刈田綜合病院 新田)

活動報告 

【嚥下合同勉強会(仙南地区)】  

 平成28年2月26日(金)、仙南地区のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は、

① 文献抄読「摂食・嚥下機能と中枢パターン発生器(CPG)」

② 症例報告「唾液誤嚥レベルの重度嚥下障害を呈した症例」

③ VF・VE検討

 1)②症例報告のVF

 2)大脳基底核変性症のため発話明瞭度4.5だが、摂食時の舌の動作は良好な症例

 3)摂取量の減少と口唇からの取りこぼしがみられるが、VF上は問題のない症例  

 毎月最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行っています。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 齋藤)

活動報告

【高次機能障害部研修会「知って安心てんかん」】

 “てんかん”と聞いて思い浮かべるイメージは人によって異なると思いますが、最近ではニュースでも耳にすることが多く社会的にも広く知られる病気の一つです。しかし、身近な割にてんかんについて正しく知られていないのが現状です。

 今回はてんかんについて、中里信和先生、藤川真由先生、遠藤佳子先生にご講義いただきました。  

 中里先生からはてんかんの病態と治療についてわかりやすく教えていただきました。てんかんは脳の働きによって出るもので発作の種類は千差万別。発作の部分が目立ってしましまっていますが、発作の瞬間以外は普通の人となんら変わりがありません。てんかん治療とはその人の人生を考えるということ、そのためには発作ゼロ・副作用ゼロ・悩みゼロを目指すという先生の言葉に強く感銘をうけました。

 藤川先生はリハビリテーション心理士という立場で、てんかんの患者様・ご家族への支援をされています。千差万別の発作、患者様が抱える悩みや不安も異なります。より良い方向へ導けるよう細かい発言や行動を見逃さないという真摯な姿勢が印象的でした。また、社会への啓発活動、教育、人材育成など幅広くご尽力され、多方面からてんかん患者様を支えていらっしゃるのだなと思いました。

 遠藤先生からは医療人としててんかんの正しい知識を身につけることが、患者様への適切な対応につながるということ、また言語聴覚士としててんかん特有の認知機能、高次脳機能について知っておくべきであるとお話をいただきました。

 100人に1人という身近な病気であり、臨床場面のみならず友人・知人でも出会う可能性の高いてんかん。私たちSTもその方の人生を考えながらその方に合った対応をすべくしっかり勉強する必要があります。今回の講義をふまえSTとして、医療人として、人として、てんかん患者様と関わっていきたいなと思いました.

(東北大学病院 岩崎) 

活動報告 

【摂食・嚥下部研修会】

 言語聴覚士が担う仕事の中でも、嚥下リハビリが占める割合は近年増加しています。嚥下障害は、誤嚥性肺炎や窒息などの重大な合併症を引き起こす障害です。安全なリハビリと進展的なリハビリとの狭間で日々悩みながらプログラムを立てている方も多いかと思います。私もその一人です。

 今回の研修会では、その突破口を開くべく、臨床ですぐに役立つ摂食訓練のポイントを柴本先生、佐藤先生にご講義いただきました。

 適切な摂食方法を選択するために重要な評価、摂食条件の設定、訓練の選択について実技をまじえてお話頂きました。中でも印象的だったのは頚部回旋法と顎引き嚥下での角度変化による咽喉頭内部と嚥下への影響でした。これまで私は頚部回旋時にはしっかり角度をつけた方が良いと勝手に思いこみ60度を選択していました。しかし、30度でも喉頭蓋周辺、特に食道入口部の左右差は顕著に認められ、人によっては30度の方が安全に嚥下可能な方もいるとのことでした。顎引き嚥下に関しても、頭部屈曲位・中間位・頚部屈曲位でそれぞれ咽頭内部の狭まる場所が異なり、嚥下パターンも変わることを画像で示していただきました。誤嚥防止の頚部は前屈位!と思ってこれまで姿勢調整をしていた私にとっては驚きの連続であり、もっと患者様に適した嚥下姿勢があったのかもしれないなと申し訳なく思い、反省しました。

 後半では講義の内容をふまえ、実技を行いました。実際に患者役になってみると、僅かな角度や姿勢の変化で苦しくなったり飲み込みにくくなったり、逆にちょっとした言葉かけやスプーンの角度で楽になったり食べやすくなったりと様々な変化を学ぶことができました。 この内容で学んだこと、反省したことを今後の嚥下リハビリの足がかりとして、新たな視点で患者様と向き合っていきたいです。柴本先生、佐藤先生の優しく気さくなお人柄のおかげで、終始和気あいあいとした雰囲気で楽しく充実した時間を過ごすことができました。深く感謝申し上げます。

(東北大学病院 岩崎)

活動報告 

【「大崎誤嚥性肺炎予防教室」始まる】

 平成28年1月14日より、大崎市圏域のST、管理栄養士、ケアマネジャー等が地域の皆様が退院後も在宅や施設で安全に経口摂取を継続することができるようにと立ち上げた「誤嚥性肺炎予防教室」が始まりました。

 対象となる当事者とご家族、食事を作る介護職員さんが参加して、管理栄養士から直接にソフト食やゼリー食等の調理方法を学んだり、STから解り易く摂食・嚥下障害についてのレクチャーを受けたり、食事時のポジショニングや口腔体操等を体験していただこうという教室です。

 今回は2組のご家族と介護職員が参加され、誰でも簡単に作れるソフト食とキザミ食のまとめ方を調理体験し、さらに試食しながら飲み込みやすい座位のとり方、スプンの操作方法等をみんなで一緒に勉強しました。参加者様は「これなら家でも続けていけそうだ」「以外に美味しい」との感想。月1回5組限定の教室ではありますが、楽しく美味しく口から食べることを支援しながら、地域の介護予防にもお役に立てればと思います。

(介護予防局 小坂井)

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【嚥下合同勉強会(仙南地区)】  

 平成28年1月29日(金)、仙南地区のリハDr、耳鼻科Dr、歯科Dr、多施設のSTによる嚥下合同勉強会を行いました。  

 内容は ① 文献抄読「東北地域における障害児・者施設の給食の実態」 ② 症例報告「末期食道癌により嚥下障害をきたした症例」 ③ VF・VE検討 1)10年前舌癌術後の既往あり、大腸癌術後に嚥下障害を呈した症例 2)脊髄損傷・脊椎損傷により梨状陥凹のポケットが狭小であった症例 3)嚥下機能改善術後のVE所見  毎月最終週の金曜日の18:30頃から、みやぎ県南中核病院で嚥下合同勉強会を行っています。Dr3名、歯科Dr参加により医学的な見解を学ぶことができる場です。またコメディカルであるSTが発言しやすく、スキルUPになる勉強会です。興味のある方は気軽にご参加下さい。

(公立刈田綜合病院 新田)

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【第8回仙台塩釜黒川地域症例発表会】  

 平成27年12月5日に労災病院にて第8回仙台塩釜黒川地域症例発表会が開催されました。症例発表の前に、宮城県言語聴覚士会賛助会員の株式会社JMSさんより舌トレーニング用具「ペコぱんだ」等の商品紹介がありました。摂食・嚥下と舌の動きをCGアニメーションで紹介いただき、視覚的にとても分かりやすい内容でした。  

 症例発表1例目は公立黒川病院の熊谷佳代子さんより「タブレット端末を使用し、友人との交流が可能となった失語症の一例」という演題でご報告いただきました。最近はネットの普及などに伴い、話すだけでなく「文字を打つ」ことがコミュニケーションの一部を担っています。パソコン操作へのニーズも増しており、より「音韻」に注目したアプローチが必要になってくるのかと、興味深かったです。  

 2例目は東北公済病院宮城野分院の鈴木順子さんより「東北公済病院~現在と今後について~」という演題でご報告いただきました。宮城野分院の診療機能のうち、リハビリテーションセンター等の機能を東北公済病院に集約されるそうで、新しい診療棟と地域での役割などをご紹介いただきました。街の中心部にある病院としてのメリットを存分に活かされており、一仙台市民としてとても頼もしく思いました。  

 3例目は介護老人保健施設ソアーズの伊川視真さんより「当施設におけるSTの役割」という演題でご報告いただきました。今回の参加者は医療保険分野の方が多く、普段の業務とは少し違った老健でのSTの活動についてとても興味深く聞かせていただきました。STは一人職場で働く方も多いと思いますので、こういった勉強会の場で少しでも情報交換などが出来ればと思います。  

 その後、遠藤会長より地域包括ケアシステムについてご案内いただきました。改定も控えておりますが、医療保険分野においても『地域』は常にキーワードとしてがってくることと思います。今後も勉強会の場などで情報の発信/交換をしてまいりたいと思います。

 第9回の仙台塩釜黒川地域勉強会は6月を予定しております。 詳細が決まりましたらHPなどでお知らせいたします。

(西仙台病院 村上)

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【第2回嚥下調整食試食会(仙南地区)】

 平成28年1月14日(木)、宮城県南栄養サポートネットワーク(県南NSN)の嚥下調整食普及協議会を開催するにあたり、公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の医師、管理栄養士、言語聴覚士、あさくらホームの言語聴覚士で「嚥下調整食」の試食会を実施しました。「嚥下調整食」とは日本摂食・嚥下リハビリテーション学会が提唱している「嚥下調整食分類2013」を基に院内で提供している食形態の分類のこと示します。公立刈田綜合病院は去年の7月より「嚥下調整食」を提供し、みやぎ県南中核病院では今年の4月より提供開始する予定となっております。今後は検討した「嚥下調整食」を仙南地区の基準とし、嚥下調整普及協議会のもと地域に普及するよう努めてまいります。

(公立刈田綜合病院 新田)

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【小児部勉強会・日本言語聴覚士協会生涯学習プログラム専門講座 】

 平成27年12月19日、東北労災病院多目的ホールで行われました、小児部勉強会及び専門講座に参加しました。

小児部勉強会では、主に支援学校でのSTの取り組みについての情報交換がされました。実際に支援学校への介入をしていらっしゃるSTの先生方より、担任の先生以外の先生方へも情報伝達することや、担任の先生が変更になった際の申し送りの重要性などについてお話を伺いました。障害児に関わる学校の先生方や保護者の方への関わり方について勉強することができました。

 専門講座では、「小児における構音障害の臨床」というタイトルで、機能性構音障害の評価・診断や構音障害の治療を中心に、北海道医療大学 リハビリテーション科学部 言語聴覚療法学科の今井智子先生がご講義くださいました。普段の臨床の中で、言語発達遅滞児の保護者の方から「何を言っているのか聞き取れなくて困っている」というお話を聞くことがあり、構音障害は身近なものという印象を持っていました。構音訓練の適応になるかどうかの判断をするためには、異常構音の有無の判断力や適応年齢などの構音障害に関する知識が必要になると思っていたので、今井先生のお話を聴くことができて大変勉強になりました。講義の中で伺ったことをこれからの臨床で活かしていけるよう、今後も精進していきたいです。

(東北大学病院 和野)

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【第5回大崎口から食べることを支援する会への協力】

 平成27年12月14日、大崎地域の介護職員・ケアマネジャーを対象に「嚥下食の調理実習と嚥下訓練を体験してみよう」という企画で、言語聴覚士会県北部のST5名が参加者の個別相談を行い、摂食嚥下障害に対して介護現場でもすぐに使える実践的なアドバイスを行った。参加者が20人ずつ2班に分かれ、調理実習室では管理栄養士が作るミキサー食・ソフト食などの調理方法を学び、隣の研修室で同時に行われている言語聴覚士の講義ではその食形態での食事介助やポジショニングを学べるという2段構えの研修会となり、40名の参加者はどちらも体験できたことに「とても楽しく、ためになる勉強会でした」と満足されていた。

 来年度からこの形式で「誤嚥性肺炎予防教室」を月1回のわりあいで大崎地域の言語聴覚士と管理栄養士・訪問看護師・ケアマネジャー・歯科医が連携しながら開催する予定。    

(介護予防局 小坂井)

 

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【石巻失語症友の会 虹の会】

 2015年10月17日(土)に、石巻失語症友の会(虹の会)を行いました。当日は少し肌寒い風が吹いていましたが、天気にも恵まれ、スタッフと会員を合わせて約20名の方が参加して下さいました。今回は肌寒い季節にぴったりの芋煮会と、その後レクリエーションとして輪ゴムや風船をチームで渡していくゲームを行いました。

 芋煮はスタッフ・会員を2チームに分けて作りました。それぞれチームごとに具材の形も異なっており、均一な大きさに具材を切るチームや、柔らかい具材は全て手でちぎるチームもあり、それぞれ味も異なる個性のある芋煮が出来ました。芋煮の他にもおにぎりとポテトサラダを作り、皆さん積極的に調理を行って下さり、予定時間よりも早く食べる準備が整いました。試食はそれぞれの芋煮を食べ比べし、味の違いや自分で調理した具材を嬉しそうに話す等、和やかに話が弾んでいました。今回作った、どの料理も、とても美味しく、皆さんたくさんお代わりをして満腹になりました。その後のゲームは、再度チーム分けをし、輪ゴム、風船を端から端まで渡していくゲームを行いました。どちらも割り箸やカップを使って渡すので慎重に行っていました。渡しながら声がけを行う等、それぞれチーム一丸となって行い、勝ったチームには大きな歓声が沸き、終始、怪我もなく楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 今後は、さらに多くの方に虹の会の存在を知って頂きたいと考えています。そして、失語症の方同士またスタッフとの、相談やコミュニケーションの場とできるよう、今後も尽力して参ります!

(石巻ロイヤル病院 佐々木)

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【石巻失語症友の会 虹の会】

 平成27年7月4日(土)に石巻失語症友の会(虹の会)が行われました。当日は梅雨時期の為、少し蒸し暑い日にも関わらず参加者8名、スタッフ11名の19名が参加してくださいました。

 今回は講師の大木利賀子先生をお招きし、音楽療法を行いました。はじめに七夕が近かったため、大木先生お手製の短冊が一枚ずつ配られ、そこには「○○できますように」「○○しますように」と書かれており○○の部分は自由に考えて最後に発表することになりました。その後は野菜や果物の名前の数だけタンバリンをたたき、何の野菜か果物かを皆で考えて当てたり、「線路はつづくよ どこまでも」の曲に合わせて歩いて、リズムに乗って手を互いにタッチし合うなど、歌だけではなく体も大きく動かしたりしながら楽しく音楽に触れあいました。最後に短冊の願い事を一人一人発表しました。少し恥ずかしそうに皆さん発表していました。願い事叶うといいですね。また、今回は初参加の方もいらっしゃいました。虹の会に来ることを楽しみにしていたようで、スタッフの一人からご本人様が手作りで入会申込書を書いて下さっていたことをお聞きしました。それを知り、嬉しくなったのと同時に、これからも虹の会に来るのが楽しみの一つになり、たくさんの方と交流できるきっかけになるようスタッフ一同でもっと盛り上げていこうと思いました。

(齋藤病院 木村)

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【平成27年度ST情報交換会】  

 平成27年9月30日(水)の夜間(午後7時から午後8時45分)に、角川ビル3階 研修室にてST情報交換会を行いました。今回のテーマは「在宅生活を送っている失語症の人とその家族等への支援について」であり、9名の参加がありました。

 参加者からは、以下のような意見が聞かれ、今後も継続的に会員より情報収集していくことでまとまりました。平日の夜遅い時間に参加いただきました会員の皆様には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

<会員からの情報>

○ 一般の方々は、「ことばをしゃべられない」という意味が理解できていないよう。失語症について理解を深める研修会をしてはどうか。

○ 在宅支援では、ご家族も理解できていない場合がある。例えば、STから出された宿題をやらせることに一所懸命(スパルタ指導)になってしまっていることがある。当事者だけに努力させる傾向がある。

○ ケアマネの方々が失語症をイメージでできていない場合がある。退院前カンファで、スタッフが失語症と構音障害を混乱していたことがある。

○ 退院前カンファにおいて、スタッフが全失語を認知症と誤解していたことがある。失語症の方が上手く話せないことを理由に、友人知人、親戚などとの関係を避け、引きこもりがちになってしまっている。

○ 在宅復帰後のお出かけ先が無い。STから紹介できる先がない。当事者の方が交流できる場も必要と思う。

○ 在宅生活と言ってもいろいろある。若年者は就労や自動車運転の問題がある。個々によっても異なる。

○ 仙台に来て、仙台市の情報を収集しようとしたが、なかなかできなかった。当事者会などやっていないことにもびっくりした。東京の病院は外来をやっていない。民間の失語デイなどがある。

○ 失語症の認知度に関する調査を行ったことがあるが、認知度はまだまだ低い。

○ 現在、失語症の方へのリハは行っていないが、興味があって参加した。領域によっては対象者に長く関わることができるが、失語症の方は退院すると終了となってしまう現状を改めて知った。在宅復帰後の生活を支える支援は必要だと思う。

○ まずは会員が県内の失語症などコミュニケーション障害者の受けられるサービスを知ることが重要と思う。

○ サロン的場所があればよい。言語デイのような。等

(広報部 相澤)

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【みやぎPT・OT・ST合同就職説明会2015】

 平成27年8月1日(土)に宮城県庁で開催されました「みやぎPT・OT・ST合同就職説明会2015」に佐々木、小坂井、相澤、村下、横山、手塚、我妻の7名で参加してきました。

 宮城県リハビリデーション支援センター主催のリハビリテーション専門職を対象とした合同就職説明会であり毎年開催されています。今年度も県内から多数の法人が参加し、参加施設によるプレゼンテーションと面談の二部形式で構成され、学生さん、現リハ職スタッフにとって大変有意義な時間になったと思います。

 県士会の活動として、第一部では本会の活動や言語聴覚士について二回のプレゼンテーション、第二部では会場内の県士会ブースにて宮城県言語聴覚士会に関する情報提供と就職活動相談を行いました。

 

 私は昨年、学生としてこの合同就職説明会に参加しました。学生さんから、就職活動のタイミングに関する悩み、小児分野か成人分野か迷っていること、希望の勤務先に就職できるのか不安だといったことをお聞きし、「自分もこういったことに悩んでいたのだな」と思い出しました。学生としてSTに憧れ、勉強に励んでいたことを思い出し、「明日からまたSTとしてがんばろう」という元気がこみ上げてきました。このような元気を下さった、可能性に溢れる学生の皆さまと共にSTとして活動できる日が待ち遠しいです。

 最後にこの場をお借りして宮城県職員の皆様へ心より感謝申し上げます。

     (泉病院 我妻)

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【佐野美里彫刻展 Say Hello!クロストークイベント「言語を使わないコミュニケーション」】

 平成27年8月8日に塩竈市杉村惇美術館にてクロストークイベントが行われました。参加者からは「クロストークとても楽しい時間でした。」「興味深い話で楽しかったです。」「組み合わせがよかった。」「やさしい時間を過ごせました。」など、素敵なお言葉をたくさんいただきました。素敵な女性彫刻家と中年男性STのトークということで、どんなことになるのか正直不安でしたが、参加者の皆さまにはやさしくSTを迎え入れていただきました。

 目に見えず、誤解を受け易いコミュニケーション障害や摂食・嚥下障害のある方々が少しでもより良い生活を送っていただくために、我々STは専門技術の研鑽のみならず、我々の活動を多くの方々に知っていただくことが大事だと思っています。

 最後になりましたが、このような貴重な機会をいただきました佐野美里先生はじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

(宮城県言語聴覚士会広報部 相澤)

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【第5回宮城県言語聴覚士会総会及び勉強会】

 平成27年7月11日に東北労災病院にて第5回宮城県言語聴覚士会総会及び勉強会が開催されました。勉強会では「舌圧はなぜ必要?~舌圧を鍛えて食べる力を維持しよう~」 という演題で株式会社ジェイ・エム・エスの金井さんより、舌圧の摂食・嚥下機能との関連についてわかりやすくご講演いただきました。実際に舌圧測定器を使用し、舌圧を数値化し、訓練効果あげる手法についても学ぶという体験型の内容もあり、参加者の中で「舌圧トップ賞」「舌圧低下残念賞」が決定され、それぞれに舌圧訓練器具の商品をいただくというイベントもあり、たいへん楽しく勉強させていただきました(ちなみに私は残念賞でした)。  

 総会前に、遠藤会長から第16回日本言語聴覚学会の学会報告があり、県士会のスタッフのおかげで盛況の裡に滞りなく学会が終了したこと、参加者数2,018名という地方都市開催としては大成功を収めたという報告を受けました。まだ、創立五年目の小さな士会でも力を合せれば、学会開催という大きなことができるのだとまさに感無量でした。 総会では今回、審議事項は滞りなく承認されました。そして今年度から新役員が新たに2年の任期でスタートいたします。フレッシュな面々でこれからも宮城県言語聴覚士会をさらに盛り上げていっていただきたいと期待しております。               

(東北薬科大学病院 萱場)

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【石巻失語症友の会 虹の会】

 平成27年4月18日(土)今年度最初の虹の会を行いました。当日は少し風がありましたが春らしい天気の日でスタッフ一同準備をしながら楽しみにしていました。 参加者9名、スタッフ15名の24名での活動でした。今回はボッチャというスポーツと漢字パズルを行いました。 ボッチャは3チームにわかれ勝ち抜き戦で行い、最初は少し重いボールを上手く投げることが出来なかったのですが、回を重ねる毎に皆さんが腕をあげ、結果に声を出したり、拍手をしたりと大盛り上がりとなりました。 漢字パズルは今年度から「機能訓練のようなものも取り入れてみよう」との新しい取り組みとして行いました。沢山の“作り”の中からお題の“偏”に合うものを組み合わせ、漢字を見つけるというゲームでした。スタッフもうまくできるかどうか不安な点もありましたが、その心配を吹き消すように各チームの人たちと協力し沢山の漢字を見つけることができました。今回のおやつは桜色のまんじゅうで一足早く春を感じることができました。 今回は、以前からご参加いただいている方のほかに、若い世代の方々にも参加していただき盛り上げていただきました。これからもたくさんの方に参加していただける会になるようスタッフ一同がんばっていきたいと思います。

(石巻健育会病院 高橋)

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【石巻失語症友の会 虹の会新年会】

 2015年1月14日(土)に石巻失語症友の会(虹の会)の新年会が行われました。当日は寒風が吹きすさぶ、とても寒い1日でしたが、スタッフと会員を合わせて21名の方が参加して下さいました。今回は会員の方に講師をお願いして絵手紙を書き、その後は新年という事もあり、ささやかな景品を用意してビンゴ大会を行いました。前半の絵手紙では野菜や果物、お花、といったものをモチーフにして講師の熱血?指導のもと全員が試行錯誤しながら1人2枚ずつの作品を完成させることができました。これまで絵手紙に関しては虹の会の定番のイベントでした....しかしながら震災時に絵手紙の用具が全て流されてしまったため実に4年ぶりの絵手紙となりましたが、皆さん力作揃いの素敵な作品となりました。続いてビンゴ大会を開催しましたが、ビンゴの際には皆さん大きな声で「ビンゴ!」とアピールしてくれる方も多く終始、和やかで楽しい時間となりました。また、今回から失語症と右片麻痺のある方1名が、自らが運転する自動車(改造車)によって会場へ集合するチャレンジもありましたが、何事もなく無事に集合・帰宅することができました。ご本人によると「少しドキドキした 笑」とのコメントですが、徐々に患者であったという気持ちから生活者へと戻っていくことが、できつつある過程の一端に携われているんだなぁと感慨深くなった1日でした。

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【平成26年度 第3回 県北・石巻地域勉強会】

 平成27年3月7日(土)、今年度最後の県北・石巻地域勉強会が移転新設された大崎市民病院リハビリテーション室にて開催されました。 講習会の前に、T&K株式会社さんより、オーラルバランス・バイオティーンがペプチサルシリーズへ変更になるとのことでご紹介いただきました。 さて今回は、いわてリハビリテーションセンター歯科衛生士 晴山婦美子先生をお招きし、「回復期リハビリ病棟勤務の歯科衛生士による講習と実習」という内容で御講義いただきました。 はじめに、口腔機能や嚥下動態についての説明後、参加者全員で実際にガムを噛んだ際の下顎・舌・頬運動を鏡を用いて観察し、摂食に関わる口腔機能を確認しました。その後口腔機能改善を図るための手技(主にバンゲード方式Ⅰ)について解説いただきました。 次に唾液機能と口腔ケアについて基本的事項をご説明いただきながら、参加者がペアを組んで、飲水介助、ブラッシング介助を実施・体験しました。またバネばかりを用いて適切なブラッシング圧を確認し、硬口蓋にオブラートを付けた時の感覚(硬口蓋に乾燥痰が付着した際の感覚)を体験し、スポンジブラシにてオブラートを除去するなど介助される側の感覚を確認いたしました。

今回の勉強会には県北・石巻地域に勤務しているSTだけではなく、仙台圏のSTの参加や、看護師や管理栄養士などの他職種の参加もあり、摂食嚥下の前段階である口腔内衛生状態を保持することの大切さや口腔機能改善に伴う全身症状の改善を図ることの大切さを、参加者全員で再確認できたように思います。何よりも「全ては患者様のために、多くの対象者に気持ちの良い口腔ケアを」とお考えの晴山先生の人柄が講義の内容にも語り口にも表れており、自分達は形だけの口腔ケアや口腔機能訓練になっていないか、対象者の満足につながっているか、対象者の機能改善につながっているか、を再考する機会を持てたと思っております。 口腔ケアは「誰かが行うもの」ではなく、「誰もが行えるようになること」が実際の現場で波及するよう、知識を有した私達が今まで以上に現場に伝えていかなければならないと感じました。

(登米市立登米市民病院 佐藤)

活動報告

2回 県北・石巻地域勉強会

 我々ST は地域の仕事にどれくらい関われているでしょうか?地域連携、と言葉では言っていても、病院勤めであると、MSW が調整をしてくれる為、直接的な地域との関わり、地域での仕事、と言われてもピンと来ないものです。
 今回は、地域包括支援センターの職員による認知症サポーター養成講座でした。とても面白く、たのしく、認知症とは?を伝えていきます。
教材の工夫、寸劇で興味を引き、対応についてわかりやすく伝えるなどの工夫、話し方や講座の組み立てかたなど、参考になること事がたくさんありました。
 私達が認知症についてご家族や関わる方に説明するときに、どのように説明しているか?地域での生活者としての認知症の方をどうとらえ、どのように支援しているか?反省とともに、今後の参考になることがたくさんありました。
 そして、地域包括支援センターとはどんなことをしていて、どんなことを相談できるのか。普段の病院業務では知ることの出来ない内容であり、これからの業務において、知っておいた方がいいと思われる内容が多くありました。

 ST も専門性を生かして、認知症キャラバンメイトとなり、認知症サポーター養成講座を開ける仲間が増えるといいなと思いました。
                                                       (片倉病院 鈴木)

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【石巻地域の失語症友の会『虹の会』の紹介】

 (会代表:石巻ロイヤル病院 言語聴覚士 佐々木)

『虹の会』は、平成11年11月に発足いたしました。石巻地域に勤務する言語聴覚士と賛同してくださった有志が中心となり活動を続け、今年で15年目に入りました。東日本大震災が起こった次の日は、45回目の『虹の会』が開催される予定でした。

 それからは参加して下さっていた方の安否どころか、スタッフの安否も不明な状況が続きました。しばらく経過した時、当時参加して下さっていた方の「まだやんねーの?」とのお声を受けて、平成24年7月に1年4か月ぶりに再開することができました。現在は、3か月に1度のペースで開催しています。

 今年度3回目は、10月11日(土)に行われ、11名の方に参加していただきました。毎年、秋は芋煮会です♪ 買い物はスタッフが行いますが、調理は参加者の中からリーダーを選出し、それぞれのリーダーの指示のもと、野菜切りから味付けまで皆で協力して作ります。山形出身のスタッフの「芋煮は醤油に牛肉でしょう~」の少数派の意見は、なかなか受け入れてもらえず、「いやいや、やっぱり味噌でしょ!」と、激論を戦わせながら、スタッフお手製のマカロニサラダ・デザートの梨と一緒に昼食をとりました。

 震災後に石巻を離れてしまった方も多く、参加者は減少してしまいましたが、それでも楽しみにしてくれている方もおりますので、今後も継続していきたいと思っています。興味のある方は、虹の会代表 石巻ロイヤル病院 佐々木(tsrokuyuukai@yahoo.co.jp)までご連絡お願い致します。

(石巻地域担当:大崎ひまわり訪問看護ステーション 横川)


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【宮城県言語聴覚士会小児部研修会】

 平成26104日(土)、宮城県立こども病院にて平成26年度宮城県言語聴覚士会小児部研修会が開催されました。今回は、「自閉症の世界 その特性と対応について」というテーマで臨床心理士の猪又初恵先生にご講義いただきました。

 自閉症の世界とはというところから、自閉症の特性について、ひとつひとつ丁寧に説明してくださいました。支援のあり方については、具体的な支援方法について写真を通して教わることができました。先生の支援の中には自分の療育場面でもすぐに活かせるものや、日常生活においても活用できる内容でした。

 自閉症のお子さんをもつ親御さんはこどもに今なにをしてあげられるのかを悩んで考えています。何とかこどもとコミュニケーションをとりたい!その想いで溢れています。私は療育場面で、今できることを未来につなげられるようにという想いで支援していますが、それは療育場面にとどまることなく、お母さんやお父さんがお家でもできるような支援であることが大切だと、今回の研修会では改めてその想いが強まりました。

(宮城県立こども病院 大塚)


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【宮城県主催 みやぎOTPTST合同就職説明会2014

 平成26725日(土)に宮城県庁で開催された「みやぎOTPTST合同就職説明会2014」に佐々木、小坂井、相澤、横山、中里、村下の6名で参加しました。

 このイベントは宮城県リハビリテーション支援センター主催で毎年行われているリハビリテーション専門職(OTPTST)を対象にした合同就職説明会であり、今年度も県内31法人が参加、今年から参加施設によるプレゼンテーションと従来の面談という二部形式になり、参加施設と学生、どちらからも熱気が伝わる一日となりました。

 本会は「言語聴覚の日」の一環として、第一部では本会の活動や言語聴覚士についてのプレゼンテーション、第二部では会場内の県士会ブースにて宮城県言語聴覚士会に関する情報提供を行いました。

 当日は県内出身の学生を中心に、福島県、山形県など、多くの方々に立ち寄っていただきました。相談内容は、就職後の新人教育に関すること、求人の情報収集に関すること、国試に関すること、医療・介護分野に関すること、成人・小児分野に関することなどがありました。これから就職を目指す学生と先輩STとの意見交換は30分以上に及ぶものもあり、この日の気温と変わらず、熱い一日となりました。  最後に、この場をお借りして宮城県職員の皆様へ心より感謝申し上げます。                                                          

 (広報部 村下)


 

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【第15回日本言語聴覚学会でのPR活動】

 平成25628()29()に埼玉の大宮ソニックシティにおいて、第15回日本言語聴覚学会が開催されました。来年第16回大会が仙台で開催されるため、宮城県言語聴覚士会から10名がこの学会に派遣され、来年の学会のPR活動や、学会会場や運営の下見等を行いました。

 今年の学会は、「言語聴覚士とは なにか あるべき姿を再考する」というテーマのもと、STは本来はどのような立場なのか、今後どのように発展するべきなのか、について討論がなされました。特別講演として、元国立身体障害者リハビリセンター学院長の柴田貞雄先生はSTの草創期からの経緯とこれからの発展についてご講演くださいました。また教育講演では、劇作家・演出家 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授の平田オリザ先生から「コミュニケーションの問題」をテーマとして、個人の能力だけではなく場や環境の問題として捉えていく必要性についてご講演いただき、大正大学人間学部臨床心理学科教授の玉井邦夫先生からは、「出生前診断」をテーマに障害を持つことの意味についてご講演いただきました。

 参加人数は2500人を超え、大盛況のまま幕を閉じた学会でした。当県士会では、PR活動として、チラシ配りやブースの設置、ポスターの掲示などをおこないました。来年度学会長挨拶では、遠藤会長とともに宮城県ご当地キャラクターのむすび丸が登壇し注目を集めました。会長は、来年度の学会について、「『臨床力を鍛えるー言語聴覚療法の発展と開発』というテーマのもと、日々の臨床を振り返り、さらにその質を高めていくことのできるような学会にしたい」ということ、また「東日本大震災の際にご支援をいただいたことへの感謝の思いをお返ししたい」と述べられました。来年の学会に向け大きな一歩が踏み出せたように感じました。

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【宮城県言語聴覚士会主催「子どもたちを支えるための在宅リハビリテーション」研修会】

 平成26222()大崎市生涯学習センターにて、宮城県言語聴覚士会主催の研修会が開催されました。「子どもたちを支える在宅リハビリテーション~心と体とことばの発達に寄り添いながら~」というテーマで、フォーレスト訪問看護ステーションの作業療法士 佐藤明子さんとNPO法人幸創の言語聴覚士 伊藤洋子さんにご講義いただきました。

 前半は佐藤明子さんより「暮らしの中の作業療法士」と題しご講義いただきました。佐藤さんは通園施設や支援学校をはじめ、保健センターでの健診後のフォローなど様々な場所でご活躍されている方であり、各ライフステージに沿った幅広い視点でのお話をいただきました。言語発達に限らず、子どもの発達を促すためには、視覚や聴覚だけでなく、固有覚、触覚、前庭覚などへのアプローチも取り入れ、しっかりとした身体の軸をつくる必要があることを改めて認識することができました。

 後半は伊藤洋子さんより「ことばの発達に寄り添いながら」と題しご講義いただきました。伊藤さんは児童デイサービスや保健センターでの言語指導をはじめ、各種コンサルテーション業務に従事されている方で、ことばの発達に関する基本的な知識や障害別の評価方法とアプローチについて詳しくご講義いただきました。当研修会には、教職員や児童デイサービスの職員も多数参加されており、STだけでなく、現場で働く方やご家族の方へ分かりすい説明を心がけることや、関係者が互いに同じ視点を持って子どもと関わっていくことの大切さを伊藤さんの講義を通じて改めて感じることができました。

  私自身、子どもに対する支援の経験が浅く、まだまだ至らない点が多いところではありますが、今回の研修会のように他職種との繋がりを大切にしながら、今後の業務に臨んでいきたいと思います。

(社会福祉法人恵泉会 地域生活支援センター 大森)

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【第1回小児部勉強会】

 平成25年11月16日(土)宮城県立こども病院愛子ホールにて、初の小児部の勉強会を開催しました。当初は参加者がどのくらい集まるのか懸念していましたが、24名の申込みがあり(当日2名欠席)、上々のスタートが切れました。参加者は小児の専門病院、小児科のある病院の方が半数以上、他は地域の障害福祉サービス事業所などに勤務されている方々でした。

 前半は宮城県立こども病院 摂食外来歯科医師 吉田由里子先生による「小児の摂食・嚥下機能障害」の研修会。原始反射による哺乳から、随意運動による摂食機能獲得の過程をくわしくご教授いただきました。食べる行為は人間の本能として考えがちですが、感覚―運動系の発達に支えられ順序性をもって発達、学習する有様を、先生のお嬢様出演の貴重なビデオとともに解説していただき、参加者一同深く理解できたと思います。実習の時間も設けて頂いたことで、捕食や水分摂取の際の口唇閉鎖の重要性を実感できる機会となりました。

 後半は、支援学校での給食の摂食指導の実態や問題点について、吉田先生にも加わっていただきディスカッションしました。県内の支援学校に派遣されている方がほとんど参加されたので、話し合いの中で学校との連携の在り方についてヒントが得られたのではないかと思ってます。 

 小児部では、今後も研修や症例検討などの場を作っていきたいと思いますのでまたのご参加をお待ちしています。             

(小児部 伊藤)

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【第3回県北部・石巻地域合同勉強会】

 平成25年11月2日(土)大崎障害学習センター(パレット大崎)にて県北・石巻地域勉強会が開催されました。仙台医療福祉専門学校より櫻庭ゆかり先生をお招きし、言語聴覚領域における運動療法の取り組みをテーマにご講義いただきました。

  まずはよりよい舌の運動を考えるために、筋繊維、筋収縮、運動のメカニズムといった運動生理学の内容を具体的な例を提示しながらわかりやすくご教示いただきました。その後、運動トレーニングのタイプの違いによる筋力の変化や効果を提示していただき、効果的に筋力アップするための運動プログラムの組み立てについてお話をいただきました。最後に、高齢期における筋力低下、高齢が舌の筋力に与える影響について、研究データも交えお話いただきました。また、高齢者に対するレジスタントトレーニングの重要性や、その内容について具体的なお話を含めながらご講義いただきました。

  実際に先生が経験された思いや実践した内容に関してのお話もあり、私自身も廃用症候群の嚥下障害の方のアプローチに悩むことがあったので興味深いお話をたくさん聞くことができました。

 手技ももちろん大切ですが、運動のメカニズムを理解することの重要性と、その患者様にあった運動プログラムを作成するにあたって、運動種目、強度、時間、頻度を組み立てられるよう生理学や身体の基礎知識をしっかり勉強しなければならないと再認識しました。なかなか生理学を勉強する機会も少なく、今回このようなお話を聞くことができて改めて生理学の重要性を実感できました。今後はしっかりと運動や筋肉のことも考えながら臨床に活かしていこうと思います。

(大崎市民病院 加藤) 

活動報告

【宮城県言語聴覚士会 学術局講演会】

 平成25年8月3日(土)に、東北薬科大学病院にて学術局講演会が開催されました。

 講演に先立って、大塚製薬工場、イーエヌ大塚製薬より、エンゲリード、OS-1、あいーとの商品説明をしていただきました。また、会場内ではあいーとの試食品もご用意いただきました。あいーとは、見た目は普通の魚や野菜なのに口に入れると舌ですぐつぶせてしまうという柔らかさで、驚きの体験をさせていただきました。

 講演は、東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野教授の中里信和先生をお招きして、「てんかんと言語」というテーマでご講義いただきました。まず、てんかんのメカニズムや治療について、とてもわかりやすくご講義いただきました。てんかんの発症率や有病率について知り、とても身近な疾患であることを再認識しました。てんかん患者さんの発作のビデオもご提示いただき、一口に「てんかん」と言っても多様な発作症状があることを教えていただきました。

 最後に、言語に関する最新の知見についてご紹介いただきました。頭蓋内電極、高周波振動、脳磁図などを用いた脳機能マッピングについて、詳細なデータとともにご説明いただきました。高周波振動を用いたマッピングに関する研究は、側頭葉下部において漢字・仮名・呼称に関する領域が分かれているという大変興味深い内容でした。講演終了後はたくさんの質問に丁寧にお答えいただきました。中でも、運転については日本や海外での現状についてご提示いただき、私たちにも改めて考える機会を与えていただきました。最後まで、時間を忘れてしまうほど興味深いお話ばかりで、大変勉強になりました。

                         (東北大学病院 太田) 

活動報告

【宮城県主催 みやぎOT・PT・ST合同就職説明会2013】

 平成25年8月3日(土)に宮城県庁で開催された「みやぎOT・PT・ST合同就職説明会2013」に小坂井、村下、横山、相澤の4名で参加しました。

 このイベントは宮城県リハビリテーション支援センター主催で毎年行われているリハビリテーション専門職(OT・PT・ST)を対象にした合同就職説明会であり、今年度も県内37法人が参加していました。

 本会は「言語聴覚の日」の一環として会場内の県士会ブースにて宮城県言語聴覚士会に関する情報提供を行いました。

 当日は県内出身のみならず、福島県、山形県、秋田県、長野県など、多くの方々に立ち寄っていただきました。相談内容としては求人情報の収集方法に関すること、就職後の新人教育に関すること、国試に関すること、医療・介護分野に関すること、成人・小児分野に関することなど多岐にわたりました。

 最後に、この場をお借りして宮城県職員の皆様へ心より感謝申し上げます。                                                          

(広報部 相澤)

活動報告

【宮城県言語聴覚士会 第三回総会 記念講演会】

 平成25年5月11日(土)東北薬科大学病院にて開催されました。

講師として宮城県言語聴覚士会設立総会記念講演会の際にも嚥下をテーマに御講義いただきました東北文化学園大学 長谷川賢一先生をお招きし、今回は「失語症の集団コミュニケーション療法」という内容で御講義いただきました。

 はじめに、失語症者のコミュニケーション機能向上のためのアプローチの1つとして、グループ訓練がどのように位置づけられるかを説明していただき、グループ訓練の方法や訓練効果について過去の文献の比較検討結果を提示していただきました。その後、実際のグループ訓練の進め方や失語症重症度別の運用上の留意点を細かくご講義していただきました。最後に診療報酬の観点から集団コミュニケーション療法料を算定している施設数や件数の少なさや、集団コミュニケーション療法料の引き上げのために実施することの大切さについて言及されておりました。

 当施設ではSTのマンパワー不足や脳血管疾患等リハ料との診療報酬点数の差の問題で、集団コミュニケーション療法料を算定しておらず、集団訓練も実施しておりません。しかしながら、個別訓練では得ることの出来ない訓練効果(対人交流などの言語活動の活発化やコミュニケーション能力の改善、社会的適応の改善)が期待できることを知り、失語症者のコミュニケーション能力改善のためには欠かすことの出来ない訓練アプローチの1つであることを再認識いたしました。私たちSTは、患者様の言語機能回復のみならず、自己再建、自己存在の再認識のために力を注ぐことが重要であると感じ、その気持ちを忘れずに臨床に取り組もうと思いました。          

(登米市立登米市民病院 佐藤)

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【宮城県言語聴覚士会 特別講演会『VE・VFの実施、診断から方針決定まで』】

 先日、宮城県言語聴覚士会特別講演が開催されました。講師として太田熱海病院リハビリテーションセンター長 高橋博達先生をお招きし、「VE・VFの実施、診断から方針決定まで」というテーマでご講義に加え、実際の画像を見ながらのグループディスカッション形式で行われました。

 今回の特別講演は、参加者の交通面や勤務体制などを考慮し、同じ内容の講演が2週に渡って行われました。平成25年2月23日(土)には仙台開催として東北大学病院にて、平成25年3月3日(日)には大崎開催として大崎市民病院にて行われ、両日併せて100名以上もの方々にご参加いただきました。

 まず始めに、検査の目的と適応を再学習するとともに、太田熱海病院にてVE・VF検査に使用されている機器や6段階に分かれている嚥下食の食事形態などを含め嚥下チームについて詳しく紹介していただきました。カンファレンスなど他職種との情報交換も盛んに行われており、一人ひとりの患者様に丁寧に対応している姿が印象的でした。そのあと、各グループに分かれて実際の画像を分析していきました。症例毎に注目するべきポイントをあらかじめ提示してくださったことで、順序立てて分析することができ、問題点から結論までの積極的な意見交換が行われていました。大崎開催では1グループ1症例についての病態・方針などの見解を発表し、修正や補足などを直接ご指導していただきました。画像を拝見していると、誤嚥のリスクが非常に高い患者さんでも、どの姿勢・どの食形態なら安全に経口摂取できるのか、安易に諦めず繰り返しアプローチされていることが非常に印象に残りました。

 今回、講師補助として聖隷三方原病院にて経験を積まれた東北大学病院の佐藤豊展さんにもご協力いただき、所見について丁寧な解説をしていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

 最後に、ご多忙中にも関わらずこのような2週に渡る講演会にご協力いただき、更に両日とも4時間を越える長丁場でのご指導をしていただいた高橋先生には深く感謝申し上げます。

 なお、本講演会は東日本震災摂食・嚥下障害支援チームのご支援を頂き開催されました。

(石巻港湾病院 横川、大崎市民病院 木川田)

活動報告

【宮城県言語聴覚士会研修会『吃音の指導について~主に幼児から児童~』】

 新年最初の研修会は、平成25年1月19日(土)に東北厚生年金病院において開催されました。今回の研修会は、「吃音の指導について~主に幼児から児童~」という内容で北里大学の原 由紀先生を講師に招いて行われました。足下の悪い中、当会員だけでなく、教職員の方々や県外のSTも含め大勢の方々が参加され、大盛況に終わりました。

 これまで、吃音を指導することについてSTでありながら私自身苦手とする分野であり、今回の研修は心待ちにしていました。研修内容は幼少児~学童の吃音の特徴をはじめ、具体的な指導内容についても触れられました。また、動画による臨床場面を拝見し、原先生が実際に療法されている場面を目の当たりすることで、より指導内容のイメージが沸きやすく、すぐにでも実践してみよう!と思える内容でした。簡単な演習では、easy speechで会話をすることを行い、それぞれ熱心に取り組んでいたため、なかなか演習が終わらなかったくらいです。

 今回の参加には、教職員の方々も多く参加されており、「学校との連携について」のお話を伺うことができ、学童期に向けてどのような支援が必要であるか

どのように連携をくんでいくかを知ることができました。原先生には、たくさんあった質問にも丁寧に具体的にお答えいただき、STだけでなく、教育場面で活躍されている先生方も疑問に思っていたことがすっと晴れたのではないでしょうか。

私自身印象に残った内容では、学齢期に向けて心理面へのサポートがより重要であること、本人が吃音について正しく理解することや吃について自由に話せること、何より「話すことに前向きなおしゃべりなこども」を育むことが大切なのだということを心にとめて、これからもこども達を支えていこうと思いました。

(宮城県立こども病院 大塚)

活動報告

【宮城県言語聴覚士会 第二回総会 記念講演会】

 平成24年4月21日(土)東北大学医学部臨床講堂にて開催されました。

「佐藤睦子先生の講演会に参加して」

 永年の佐藤先生の経験に基づく講演では、伝統的な手法と新しい手法を常に取り入れていくことが大切であると感じました。

 また失語症の訓練では選択だけでなく、どのように行うか、なぜそのような反応がでるのかといった分析が大切であるという事は臨床において忘れてはならないと思います。

 私は言語聴覚士として三年目となりますが、まだまだ知識や経験が足らず、日々の臨床では悩むことが多い日々を過ごしております。経験年数が浅くとも患者様によりよい訓練を提供し、少しでもコミュニケーションの手助けとなるよう、自分の知識を増やすことや疑問を質問し、自身の成長へ繋げていくことが大事であると感じました。

                    (東北厚生年金病院 濱田)